メー ルマガジン「ベトナム株・経済情報」
VOL.392

2016.09.28

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ビナミルク[VNM]、リー冷蔵電気工業[REE]、ぺトロベトナム化学肥料[DPM]、
サイゴン証券[SSI]、エクシムバンク[EIB]、ビンホアン水産[VHC]、
ビンチャイン建設投資[BCI]、テーゾイジードン投資[MWG]を
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さらに今週は、ビグラセラ[VGC]の最新レポートをアップしました!
これまでに計32銘柄の詳細レポートを掲載しています。
是非お試しください!

  
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ビグラセラ[VGC]は・・・国内トップクラスの建設資材メーカーで、
ブランド力が極めて高い。11か所の工業団地を保有する大手工業団地
開発業者でもある。レンガ、タイル、ガラスの3事業に注力し、環境に
優しい製品の開発・生産・販売を強化する戦略を取っている。
2015年10月に未上場公開株取引市場(UPCoM)での取引を開始した。


<その他掲載銘柄>
アジアコマーシャル銀行[ACB]、ビングループ[VIC]、
ハウザン製薬[DHG]、FPT情報通信[FPT]、
マサンインベストメントグループ[MSN]、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]、
ペトロベトナム・第2ニョンチャック電力[PV2]、
ホーチミン市インフラ投資[CII]、フーニュアン・ジュエリー[PNJ]、
ダナンゴムタイヤ[DRC]、ダットサイングループ[DXG]、軍隊商業銀行[MBB]、
ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]、
ベトコムバンク[VCB]、ベトインバンク[CTG]、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]、
ビナサンタクシー[VNS]、キドグループ[KDC]、コテック建設[CTD]、
カンディエン不動産[KDH]、チャファコ製薬[TRA]、ビンミン・プラスチック[BMP]

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CONTENTS
 
01. 国家資本投資経営総公社、年内にビナミルク株10%売却へ
02. 週間☆アクセス数上位ランキング!
     特集(2016年9月19日~2016年9月25日) 
03. 噂のうわさ話
    ドンアプラスチックグループ[DAG]
04. サイゴン・街角風景  
  「カントーの廣肇会館

01. 国家資本投資経営総公社、年内にビナミルク株10%売却へ

  ロイターの報道によると、国家資本投資経営総公社(State Capital Investment
Corporation=SCIC)はビナミルク[VNM](Vinamilk)株10%(時価総額9億USD=
約920億円相当)をまず年内に売却し、その後段階的に保有比率を引き下げていくという。

  また、ベトナム政府はVNMからの出資金回収に関連するコンサルティング機関として
海外企業6社を採用する予定。今のところベトナム政府より、◇クレディ・スイス、
◇香港上海銀行(HSBC)、◇JPモルガン・チェース 、◇野村ホールディングス、
◇ロスチャイルドの5社宛てに打診が届いているとの話が出ているが、関係者からの
コメントは得られていない。

  これに先立ち、財政省企業金融局のダン・クエット・ティエン副局長は、
SCICがVNMからの出資金回収を2016年中に実施することを明らかにした。
また、SCICは2017年初めに、更に9社より出資金回収を行う計画だ。

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02.  週間☆アクセス数上位ランキング!(2016年9月19日~2016年9月25日)

このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報(www.viet-kabu.com)の 
アクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位 ダナン空港サービス、株主割当増資及び16年第1次現金配当を実施
[2016/09/19 10:51 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hanoi/160919100335.html

  ダナン空港サービス[MAS](Danang Airport Service)の取締役会は、
株主割当増資及び2016年第1次現金配当を実施することを決定した。

  それによると、同社は第4四半期中に、既存株主を対象に割当比率2.381対1で
新株126万株を発行。発行価格は額面価格と同じ1万VND(約45.9円)。

  2016年第1次現金配当については、額面比40%(4000VND=約18.3円)で
実施する。支払日は10月10日の予定。直近1か月のMAS株価は、
14万4000~15万VND(約661~688円)で推移している。

  同社は2016年中に、資本金を300億VND(約1億3800万円)から427億VND
(1億9600万円)へと増資する。これによる調達資金は、南中部沿岸地方ダナン市で
計画されているケータリング食品加工工場建設案件などに充てられる予定。


2 位 ホーチミン市インフラ投資、韓国投資ファンドに転換社債6000万USD発行へ
[2016/09/23 19:40 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/160923064010.html

  ホーチミン市インフラ投資[CII](Hochiminh City Infrastructure Investment)の
取締役会はこのほど、10月12日に臨時株主総会を開催し、韓国の投資ファンドに
対する転換社債発行案、及びこの社債が株式に転換される時に備え金庫株を
確保する目的で自社株を追加取得する案を討議することを決定した。

  転換社債発行案によると、韓国の投資ファンドに対して総額6000万USD
(約61億円)のUSD建て転換社債を発行する。償還期限は5年で、更に10年以下の
範囲で延期される可能性がある。表面利率は年利1%で、6か月ごとにに支払われる。

  転換価格は、最初の5年間は社債購入契約日前日の終値の130%相当とするが、
6年目以降は更に毎年+10%引き上げる。

  このほか、CIIは自社株の購入期間を延長することについて、株主の意見を
聴取する。同社は7月28日から8月27日にかけて自社株2400万株余りの購入を
登録している。これにより、同社は金庫株を5000万株へと引き上げる計画だ。


3 位 FPT情報通信、年初8か月減益も計画達成―海外利益+29%増
[2016/09/19 10:07 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/160919074045.html


  FPT情報通信[FPT](FPT Holdings)が発表した2016年年初8か月の業績によると、
売上高は前年同期比▲5.5%減の24兆5440億VND(約1130億円)で、
同期計画達成率は93%だった。税引前利益は前年同期比▲2.7%減の
1兆7190億VND(約79億円)で、3か月連続で減益となっているが、同期計画を2%上回った。

  また、税引後利益は同期計画を3%上回る1兆4720億VND(約55億円)、
親会社株主帰属利益は1兆1190億VND(約51億円)となっている。
1株当たり利益(EPS)は前年同期比▲2%減の2441VND(約11.2円)。

  小売部門の売上高は前年同期比+33%増、同期計画を4%上回った。
税引前利益は同+44%増で、同期計画を6%上回った。2016年8月末時点における
FPTショップの店舗数は350店舗。

  海外市場における売上高は、前年同期比+29%増の3兆6250億VND
(約166億円)、税引前利益は同+29%増の5090億VND(約23億3000万円)と
引き続き好調だった。

 

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03.  噂のうわさ話

※くれぐれもお取り扱いにご注意ください!!
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか?
いろいろと推察しながら、しかし、あくまでも「噂として」
お楽しみください。
 
※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、
毎週有料会員向けに配信しているメールマガジン「
ベトナム株・経済情報」の
過去記事をご提供いただいたものから「ベトナム株・経済情報」
が独自に選んだ、
おもしろい噂を組み合わせて掲載しています。

グローバルリンクアドバイザーズ株式会社については、
こちらをご覧下さい。
http://www.gladv.co.jp/members/vietnam/index.html
「ベトナム株通信」については、こちらをご覧下さ い。
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ベトナム現地投資家のうわさ話・ドンアプラスチックグループ[DAG]
の巻

(2016年09月28日 発行ベトナム株通信 第2965号)
______________________________


ドンアプラスチックグループ[DAG]

ドンアプラスチックグループ[DAG]は、樹脂サッシの生産ライン30本を
増設し、現在の生産能力を3倍に引き上げる計画を発表した。同社は現在、
国内最大手のサッシメーカーとなることを目指している。

DAGの売上高のうち、樹脂サッシによるものが35%~36%を占める。
同社は北部のサッシ市場でシェア50%を握っているものの、南部市場では
7%に留まっている。

新たな生産ラインの導入により第4四半期に新たに生み出される売上高は、
2030億VND(約9億2000万円)の見通し。そのため、2016年通期の売上高は、
目標値の1兆4680億VND(約66億円)を上回ることが見込まれている。

同社は、市場の拡大や売上高の増加、売上総利益率の改善に向けて、
サッシ生産に注力している。一方、同計画を実現するために増資や借入を
行わねばならないため、増資による株式の希薄化や債務返済圧力が
懸念材料となっている。

しかし、各証券会社は、サッシ市場の成長ポテンシャルが大きいこと、
原材料価格が低下していること、DAGが優遇関税適用などで
同業他社に比べ優位に立っていることを踏まえ、DAG株について
「投資を検討するに値する」と評価している。

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04.  サイゴン・街角風景
毎週、スタッフの持ち回りでお届けする「サイゴン・街角風景」。
今週はJoより、「カントーの廣肇会館」のお話です。

メコンデルタ地方の中心都市カントーは人口約150万人の政府直轄市、
ホーチミン市から南西に約160km、車で4時間半ほどのメコン川の下流に
面しています。そのカントーの中心部に廣肇(こうちょう)会館と呼ばれる建物があります。
 


廣肇会館とは、中国広東省の広州市とその西にある肇慶市出身者を
中心とする広東語を母語としている人々の同郷組織で、異国での
同郷人の親睦、互助、祭祀を行う集会所とお寺を兼ねた施設です。
ベトナムにはこの廣肇会館がホーチミン市と中部地方のホイアンにもあります。
 


ベトナムで最も華人が多く居住しているホーチミン市チョロン地区では
広東人(広東省中部)が最も多く、潮州人(広東省東部)、福建人、
海南人と続きますが、メコンデルタ地方では潮州人が広東人を上回るようです。
 


この廣肇会館は1896年に完成し、今年で120年の歴史がある重厚で
荘厳な建物です。建物内には天井から渦巻き線香が所狭しと天井から
ぶら下がっていて、線香から出る煙が会館内を包んでいました。


(photo by Jo)

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今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベ トナム株・経済情報」をよろしくお願いいたします。

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